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失敗したくない退職金運用での注意点


失敗したくない退職金運用での注意点

現在日本は「少子高齢化社会」といわれますが、平均寿命が長くなる一方で退職金や年金の支給額が減少していることが問題になっています。

老後の生活費をどう確保すればよいかは、誰にとっても大きな課題。

そこで考えなければいけないのが、この退職金や年金をいかに運用して生活費を確保するかということです。

けれども焦るあまりに運用に失敗し、増やすどころか大事な老後の生活費を失っている人がいるのも現実。

そこで今回は、退職金の運用で失敗しないためにも、気を付けるべき注意点や失敗しないおすすめの運用方法についても紹介していきます。





そもそも退職金はいくらもらえる?


失敗したくない退職金運用での注意点

まず初めに、そもそも2018年現在、退職金がどのくらいもらえるのかについて見ていきます。

たとえ運用に失敗しても、十分な退職金をもらえるのであれば良いですが、残念ながら退職金の支給額は減少傾向にあるようです。


2018年最新の退職金事情


厚生労働省では退職金給付額のデータを公表しています。

2018年現在で公表されている最新データは、2013年1月に調査実施されたものです。

一部ですが調査結果は以下のようになります。

学歴 給付額(2013年) 給付額(2008年)
大学卒(管理・事務・技術職) 2,156万円 2,335万円
高校卒(管理・事務・技術職) 1,965万円 2,001万円
高校卒(現業職) 1,484万円 1,693万円
大学卒(管理・事務・技術職)

・退職一時金制度のみ:1,567万円
・退職年金制度のみ:2,110万円
・両制度併用:2,562万円

高校卒(管理・事務・技術職)

・退職一時金制度のみ:1,470万円
・退職年金制度のみ:1,822万円
・両制度併用:2,272万円

ここで、表中に出てきた「退職一時金制度」と「退職年金制度」について軽く説明します。


退職一時金制度

退職一時金制度とは、退職時に退職金を一括して支給するものです。

内容としては退職給付手当、退職慰労金、退職功労報奨金となります。


退職年金制度

退職年金制度とは、退職後に一定期間あるいは生涯にわたって、一定額を年金として支給するものです。

さらに退職年金制度には確定拠出年金や確定給付企業年金などがあり、企業の担当者が選んで運用します。

退職年金制度の場合、終身年金を選ぶと本人が生存している間は支給が続きます。

有期年金であれば、保証期間があるものは本人が死亡しても、保証期間は遺族が受け取ることができます。

どちらもメリット・デメリットがありますが、資産運用を考えるのであれば一括支給を選ぶことになるでしょう。

次に退職金を使ってどのように老後の生活費を確保すればよいのかを検証してみます。


使えるお金をシミュレーションする


まず退職後にどの程度の生活費が必要になるのかを把握しておきましょう。

総務省統計局による2017年家計調査では、夫65歳妻60歳の無職夫婦における標準生活費は、月に263,717円(うち税金などの非消費支出28,240円)となっています。

2017年家計調査

もちろん地域や生活スタイルによって金額に違いはありますが、これを標準モデルとして考えていただければと思います。

それに対して厚生労働省が発表した2018年の年金支給額は、夫婦世帯のモデルケースで191,880円となっています。

ちなみに国民年金(老齢基礎年金)は男女平均で55,464円、厚生年金(老齢厚生年金)が同じく男女平均で147,927円です。

国民年金(老齢基礎年金)

厚生年金(老齢厚生年金)
参照:厚生労働省「厚生年金・国民年金事業の概要

退職後の生活費がどれだけ必要になるのかは、平均寿命から目安を算出することができ、2016年の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳となっています。

平均寿命
参照:厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況

以上のデータから計算すると、毎月の生活費は71,837円の赤字となりますね。

仮に60歳で退職して老後生活は25年間であると考えます。

年金を65歳から受給するとなれば、20年間の赤字は約1,700万円

さらに60歳から65歳までは年金が受給されないので、約1,500万円もの生活費が必要となります。

つまり総額3,300万円の生活資金を用意しなければならないというわけです。

先の退職金のデータを見ると、大学卒での退職金給付額は2,156万円。

なんと、1,000万円以上不足していることがわかりますね。

上記の現状を考えますと、どう資産運用によって赤字分を補てんするかを考える必要がありますね。

では実際にどう補填していくのかを考えてみましょう。


赤字を補填する資産運用


まず60歳から退職金を生活費に充ててしまうと、年金を受け取る65歳までにはほとんど使い果たしてしまいます。

そこで65歳までは仕事をしたり、貯金を切り崩したりするなどで捻出するようにします。

すると大学卒の場合、退職金で残りの20年間の生活費は十分に補うことができます。

まずは大学卒の場合でのケースについて見ていきましょう。


大学卒が得られる退職金を運用する

できる限り生活資金は増やしておきたいので、60歳から2,156万円のうち1,000万円を運用するとします。

5%複利の金融商品で5年間運用すれば、1,629万円に増やすことができます。つまり460万円増える計算になりますね。

この460万円を同じく5%複利で運用し続ければ、10年で749万円に、20年後には1,220万円にまで増やすことができます。

元の退職金はそのまま生活費に充てます。

他にも高校卒で得る退職金の場合でも考えてみましょう。


高校卒が得られる退職金を運用する

高校卒で1,965万円の退職金を受け取っている人の場合はどうでしょうか。

まず65歳までに1,000万円を運用して1,629万円に増やし、その後は1,000万円を運用資金にして残りを生活費に充てるとします。

残りの退職金で16年間の生活費における赤字を補てんできるので、その後の赤字は資産運用しているお金で捻出することになります。

1,000万円を5%複利で運用すると、16年後には2,183万円になります。

これだけあれば、その後の生活費は問題ないでしょう。

このように5%複利の金融商品で運用するだけでも、老後の生活費はなんとか確保できるようになります。

ただし資産運用で儲けようという欲を出してしまうと、失敗することもあります。

そこで次は、退職金の運用に失敗した人のケースをご紹介します。


退職金の運用で失敗したAさんの実体験


失敗したくない退職金運用での注意点

投資経験がないままにいきなり退職金をつぎ込み、結果として大きな損失を出すという失敗事例は実に多いもの。

もちろん事前にしっかりと勉強し、慎重に運用をしていても、思わぬ災害などで失敗することもあります。

ここでは具体的な失敗事例を紹介して、その内容を検証します。


株式投資デビューで退職金をほとんど失ったAさん


2008年に定年退職し3,000万円の退職金を受け取ったAさんは、安全性の高い資産株の配当金を狙うという、一見すると安全運用に思える株式投資を思いつきました。

この戦略自体は決して間違いではありませんが、Aさんは退職金の3,000万円すべてを投じて東京電力株を購入したのです。

東京電力であれば他の企業のような倒産リスクも少ないですし、安定した収益があることから配当金も問題なく受け取れると考えたのです。

当時の東京電力株は1株3,000円、配当金は60円でした。

そこで3,000万円の退職金すべてを使えば毎年受け取る配当金は60万円にもなると考えました。

これは上記で説明した複利計算の時に、参考に出した利回りと同じ5%ですね。

ところがAさんに悲劇が襲います。

2011年3月11日に東日本大震災が発生したのです。

福島の原発で事故が起こり、その後の東京電力の状況は誰でもご存知でしょう。

東京電力株は2012年1月に153円まで下落しました。

Aさんは株式を保有したままだったので、退職金は153万円にまで減ってしまったのです。


Aさんの失敗の原因


まずAさんがここまで退職金を減らした失敗の原因は、一度にひとつの金融商品につぎ込んだことがあります。

仕事で成果を出している人の中で、投資経験のない人によく見られるケースです。

仕事では効率を優先しますし、資源も集中させることで短期間に大きな成果を出すことができます。

しかし資産運用では、このような一極集中は大きなリスクにつながります。

また仕事で大きな成功を収めている人ほど、根拠のない自信をもって自己流の投資に走りがち。

退職金の運用で失敗しないためには、最初に金融商品に関する知識をしっかりと勉強することが欠かせません。

リスクとリターンについて学び、一極集中がいかに危険な行為であるかを知っておきたいところです。

さらに東京電力の株価の推移をみてみると、大震災の前にすでに下落していることがわかります。

東京電力の株価

つまり今回の運用失敗は、決して大震災が起きたからではないのです。

その前にいくらでもポジションを解消するチャンスはありました。

効率良く資産運用するのであれば、この株価下落の場面では銘柄を変えるか、他の市場に資金を移すべきでしょう。

つまりこのケースでは、東京電力株をそのまま保有していたことがAさんの最大の失敗原因といえるでしょう。

ちなみに東京電力は2010年12月に2,000円弱、2011年に入り3月11日まで2,000を超える水準で推移していました。

そして2011年3月14日に1,600円台に、3月15日には1,200円台へと下落しています。

せめてこの時点で手放していれば、1,000万円以上の退職金は手元に残せたわけです。

損切りができない運用初心者の心理によるものでしょうが、ここでも投資に関する勉強がいかに大事であるかわかります。

他にも投資の未経験者が退職金の運用で失敗する原因はいろいろとありますので見ていきましょう。


失敗の理由と原因とは?


失敗したくない退職金運用での注意点

退職金の運用失敗でみられる原因は複数ありますが、その中でも多いものをご紹介します。


余剰資金を把握できずに投入してしまう


先にも説明しましたが、効率を追求するあまりに退職金をすべて運用につぎ込んで失敗する人は、案外と多いものです。

もちろん投資資金はリスクに晒されるので、生活に必要なお金を確保しておくことが不可欠でしょう。

ちなみにシミュレーションでは60歳から65歳までの間に、退職金の半分ほどを運用に回しています。

これでも退職金の中では多くの割合になりますが、運用資金が多くなるほど失敗を避けるための分散投資が必須です。


様々な金融商品に手を出してしまう


分散投資とは、単純にいろんな金融商品を買えばよいという意味ではありません。

たとえばいろんな銘柄の株式に分散したところで、株式市場そのものが下落してしまうと損失は免れません。

かといって適当にいろんな金融商品に手を出しても、うまくリスク分散できるとは限りません。

特に銀行などで相談し、勧められるままに購入するというのはいけません。

リスク分散の基本は、相関性のない金融市場を選ぶこと。

たとえば株式市場と債券は相関関係が薄いことで知られており、株式市場が軟調な時は安全資産である債券が買われます。

このようにリスクを補完し合うような市場を探して分散できるように、勉強するとよいでしょう。


焦って投資のタイミングを誤ってしまう


先のAさんの例では、損切りのタイミングを誤ることで損失を拡大させるという失敗をしています。

同じように金融商品を購入する時にも、焦ってタイミングを誤ることがあります。

たとえば株式市場が大きく上昇するのを見て、これは儲けるチャンスとばかりに焦って購入する人がいます。

その結果高値掴みをしてしまい、下落相場に巻き込まれ失敗する可能性があります。

最近では仮想通貨がそのパターンとなっていますね。

2018年にかけて急騰したビットコインは、200万円を超える高値から2018年9月現在は70万円台まで下落しています。

ビットコイン 参照:「みんなの仮想通貨

それではどのようにすれば、失敗することなく退職金を運用できるのでしょうか。


上手く運用できるおすすめの商品


失敗したくない退職金運用での注意点

退職金の運用はまずどれだけの資金を投入するのかを定めることが大事です。

生活費を差し引いた余剰資金での運用を前提に、おすすめの商品をご紹介します。


ヘッジファンド


失敗したくない退職金運用での注意点

ヘッジファンドはその名の通り、リスクをヘッジした運用をする金融商品。

もちろんリスク回避を優先するものから積極的にリターンを狙うものまで、いろんな種類があります。

そんなヘッジファンドの特徴は何といっても圧倒的なリターン。

年利20%を超えるヘッジファンドもあり、他の金融商品と比べてもリターンは圧倒的。

さらにプロの運用マネージャーに資産を預けて運用してもらえるので、資産運用をしたことがない初心者でもしっかりリターンが出せるのです。

退職金を使って初めて資産運用を行う方も、ヘッジファンドを利用してみるのが良いでしょう。

>>ヘッジファンドとは?基本や特徴を徹底解説


ロボアドバイザー


ロボアドバイザー

ロボアドバイザーは投資先の選定から買付と運用のチェックなどをすべてAIが自動で行うサービスです。

最初に金融商品を提案してくれるので、承諾をすればあとは勝手に運用してくれます。

失敗することがないように、状況に応じて購入した商品を売却したり、安価な資産を買い増ししたりするなど配分を行いながら運用してくれます。

>>ロボアドバイザーでの運用は安全?仕組みやおすすめを紹介


退職金運用プラン


退職金運用プラン

金融機関も退職金運用プランで資産運用をしています。

中には利回り6%と高利回りで運用しているサービスもあります。

プランごとにリスクとリターン比率が違いますし、いくつか組み合わせてみるとよいでしょう。


まとめ


年金と退職金だけでは老後の生活費を確保できない人は少なくないでしょう。

そのためにも、退職金の運用知識は十分に得ておきたいものです。

自己流で投資をして失敗することを避けたいのであれば、AIが運用するサービスや銀行が提供するサービスもあります。

自分に合う方法を探して、失敗することがないように退職金を増やしていただきたいと思います。


ちなみに様々な金融商品において、当サイトでは特に退職金の運用にも向いている金融商品をランキング形式で紹介している記事もありますのでチェックしてみてはいかがでしょうか?

>>おすすめはどれ?退職金の運用にピッタリな商品はこれ!


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