まとまったお金の預け先は金利を比較して決める

金利比較

ゼロ金利政策もあり、普通預金の金利は現在0.001%(年利)程。

1000万円を1年預けても貰える利子は100円程度。そうなると、まとまったお金を普通預金にずっと預けているのはもったいない気がしますよね。

そこで今回は普通預金に代わりまとまったお金の預け先として考えたい高金利なネット銀行の定期預金について紹介していきます。

この記事で学べること

  • まとまった資産どこに預けるべきか?
  • 高金利な定期預金の種類を網羅しよう
  • 高金利でおすすめなネット銀行2社まとめ

ネット銀行の定期預金なら、金利が0.1%(年利)を超えるものもあり、普通預金に預けておくより、何十倍もお得なんですよ。

資産の預け先を考えてみる

資産運用初心者の方が運用を始めようと思うと、初めに思いつくのが「定期預金」でしょう。しかし、世の中には定期預金以外にも様々な運用方法があります。

ここでは、資産運用初心者の方向けに厳選した、まとまったお金の預け先を3つ見ていきます。

1つ目は、定期預金です。

定期預金

 

こちらは、お馴染みの定期預金。

定期預金とは、満期(数週間~数年)までの一定期間預けたお金を引き出さない事を条件に、普通預金よりも比較的高い金利が設定されている金融商品です。

そんな、定期預金をまとまったお金の預け先に選ぶメリットは以下の3つ。

メリット

・普通預金より高金利
・預けて満期を待つだけと、運用に手間がかからない
・額面上では元本保証で安心

まず、先述した通り、定期預金は普通預金よりも比較的高金利です。

ここで以下、大手銀行である「三井住友銀行」の普通預金と定期金商品の金利を比較してみました。

金融商品年利

普通預金(標準金利) 0.001%
スーパー定期 0.002%

引用:三井住友銀行 円預金金利

そこまで大きな差は感じられないかもしれませんが、預け入れ期間が長期に渡ればその差は大きくなってきます。

また、定期預金は基本的には元本保証となり、預けたお金が減らない点は安心です。

また、株式投資などは、運用に知識やテクニックが必要ですが、定期預金の場合は預けてしまえばあとは満期が来るのを待つだけ。

投資に手間がかからず、また投資初心者でも失敗しにくい点はまとまったお金を定期預金へ預けるメリットであると言えますね。

続いて、個人向け国債です。

個人向け国債

 

国債とは国の発行する債券のことです。国債を購入すると、投資者は国にお金を貸したことになります。

お金を貸している間は利子が発生するのと同様、投資者には半年に1回利子が支払われます。

そして、満期になれば、元本に利子がついた状態で戻ってくる仕組みです。

そんな、個人向け国債をまとまったお金の預け先に選ぶメリットは以下の3つ。

メリット

・預金より高利回り
・額面上では元本保証である
・発行元の国が元本と利息を保証してくれる

まず、個人向け国債は年率0.05%の金利の下限が設定されています。

最低金利でも、先述した定期預金と比べても金利の良さは一目瞭然。

金融商品 年利
スーパー定期 0.002%
個人向け国債 0.05%

また、基本的に元本保証で預けたお金が減ってしまうことはなく、また発行元が国となっているので、銀行よりも倒産のリスクが低い点もお金を安全に運用したい方には大きなメリットを感じることが出来るでしょう。

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続いて、投資信託・ヘッジファンドに投資する方法です。

投資信託・ヘッジファンドに投資する

 

投資信託・ヘッジファンドはお金を預けるだけで、運用のプロに預けた資産を運用して貰える運用方法です。

そんな、投資信託・ヘッジファンドをまとまったお金の預け先に選ぶメリットは以下の3つ。

メリット

・初心者でも上手に投資が出来る
・投資の手間がかからない
・資産を積極的に増やしていける

まず、投資信託・ヘッジファンドについては金融商品を購入すれば、あとは投資のプロが運用してくれますので、投資の手間がかかりませんし、投資初心者でも運用に失敗しにくいです。

また、定期預金や個人向け国債に比べると高い利回りを期待できる点で、資産を積極的に運用していきたい方にはおすすめの運用方法です。

金融商品 年利
スーパー定期 0.002%
個人向け国債 0.05%
投資信託(インデックス型) 3~5%
ヘッジファンド 10~20%

投資信託とヘッジファンドに関しては、仕組みが非常によく似ていますが、手数料や運用手法の点でいくつかの違いがみられます。

投資信託とヘッジファンドの違いについては、以下ヘッジファンドについて詳しく紹介した記事内で比較しながら説明していますのでどうぞ。

高金利な定期預金の種類

 

さて、ここまで資産運用初心者の方向けに厳選した1000万円の預け先を3つ見ていきました。

投資者の資産状況、ライフスタイル、ライフステージによって適切な運用方法はそれぞれ異なってきます。

まとまったお金の預け先については、まず様々な運用方法を比較・検討することから始めると良いですね。

さて続いては、今の自分には定期預金での運用が最適という方の為に、高金利な定期預金の種類について見ていきます。

定期預金なんて、どこに預けても同じでしょう?そう思われる方も多いでしょう。

しかし、定期預金の金利は銀行・金融機関によって様々で、場合によっては預け先で築ける資産に何十倍もの違いが出てきます。

ここでは、お得な預け先で貯金するためにも、まず高金利な定期預金の種類について見ていきます。

地方信用金庫の定期預金

 

信用金庫とは地域の人々が利用者となり、地域を活性化を目的とした金融機関です。

懸賞金や宝くじ付き定期預金、子育て応援定期預金など、工夫を凝らした地元密着型のサービスが魅力です。

地域活性化の為、顧客サービスに力を入れている信用金庫は比較的高金利。

しかし、高金利で預けられる期間は、最長でも1年程度となっており、短期的な預け入れを計画している方には、馴染みのある地方信用金庫の定期預金は大変におすすめです。

続いて、ネット銀行の定期預金です。

ネット銀行の定期預金

ネット銀行とは、一般的な銀行と異なり「店舗」を持たず、インターネット上で全ての手続きを行う銀行です。

店舗費や人件費などの点で運用コストが下げられるため、比較的高金利です。

パソコンやスマートフォンを利用し、インターネット上で取引が完結する為、高金利なネット銀行の定期預金は忙しい会社員や主婦の方にもおすすめです。

短期的な運用をお考えの方は、慣れた地元の地方信用金庫にまとまったお金を預けるのも良いでしょう。

しかし長期的な運用を考えている方は、ネット銀行で店舗訪問の手間をかけずにお金を預け入れるのが良いですね。

おすすめのネット銀行

せっかくまとまったお金を預けるのであれば、少しでも金利が高い銀行に預けたいですよね。

ここでは、高金利のおすすめネット銀行を2つ紹介していきます。

オリックス銀行

オリックス銀行

オリックス銀行の定期預金は1年もので0.12%、5年を超えれば0.28%とかなりの高金利。

また、特筆したいのがオリックス銀行の2週間定期預金。

定期預金と言えば何年間もお金を動かせないイメージですが、オリックス銀行の2週間定期預金なら2週間で満期が来るので、普通預金の感覚で利用できるのが良いですね。

定期預金の種類 預け入れ期間 金利
2週間定期預金 2週間 0.10%
スーパー定期300 1年 0.12%
5年 0.28%

データ参照:オリックス銀行 eダイレクト預金

公式サイトはこちら

楽天銀行

楽天銀行

人気のネット銀行、楽天銀行は預入期間が最低1週間からとお金を使うその日までのスキマ時間を効率的に使い資産を増やすことが可能。

利率も0.02%とメガバンクの金利と比べると、大変に高金利なことがわかると思います。

また、楽天証券は定期的に金利優遇のキャンペーンを行っており、毎年夏冬のボーナス時には金利優遇のキャンペーンが行われるので要チェックですよ。

定期預金の種類 預け入れ期間 金利
定期預金 7日~10年 0.02%

データ参照:楽天銀行 金利一覧

公式サイトはこちら

いかがでしたでしょうか?上記のネット銀行は比較的高金利ですので、資産運用を定期預金で行いたい方は是非チェックしておくと良いでしょう。

続いては、定期預金にまとまったお金を預ける際の注意点を紹介します。

預けるときの注意点

 

定期預金は始め方が簡単なだけに、あまり深く考えずに資産を預けてしまいがち。

資産が減るリスクがほとんどない定期預金ですが、預ける際に注意しておきたい注意点を3つ紹介します。

1つ目は、運用資金をしっかり考えることです。

1.運用資金をしっかり考える

 

重ねてですが、定期預金はまとまったお金をある程度の期間預けることを前提に高金利となっています。

万が一途中解約をした場合には、当初より金利が低くなったり、場合によっては普通預金より低い金利となることもあります。

【定期預金】定期預金を中途解約すると手数料がかかりますか?
手数料は必要ありませんが、中途解約する場合、金利については、実際のお預け入れ期間に応じて中途解約利率をお預け入れ日に遡って適用します。詳しくは「商品概要説明書」などでご確認ください。
引用:イオン銀行 よくあるご質問

また、ものによっては途中解約ができない商品もあるので、運用期間中に使う予定のない金額で運用することが大切です。

2つ目は、預け期間を吟味することです。

2.預け期間を吟味する

 

高金利な定期預金で資産を運用するとなると、基本的に長期運用が基本となります。

数年後にお子様のご入学や、マイホームの購入など大きな出費を控えている方は、運用期間はしっかり吟味し、必要な時に必要なお金を引き出せる状態にしておく必要がありますね。

3つ目は、他の運用方法とも比較して決めるです。

3.他の運用方法とも比較して決める

 

先述した通り、定期預金の他にも個人向け国債、投資信託、ヘッジファンドなど様々な投資方法があります。

また、定期預金は基本的に満期までお金を動かすことが出来ません。

途中でより高利回りな投資方法に挑戦する為、定期預金を途中解約し高金利の恩恵を受けられなかったなんてことになったら本末転倒。

他の運用方法とも比較し、全ての資産を定期預金にまとめて預け入れるのではなく、いくらかの運用方法で運用の仕分けを行うことも検討すると良いでしょう。

ここまで、定期預金にまとまったお金を預ける際に注意しておきたい注意点を3つ紹介してきました。

定期預金関しては手続き自体に関しては簡単ですので、預入先、預け入れ条件に関しては十分比較・検討して慎重に決めたいところです。

まとまったお金の貯金ならネット銀行

ここまで、まとまったお金の預け先について見てきました。

まとまったお金を長期的にかつ安全に運用するのであればやはり、高金利が魅力のネット銀行に預けることを考えても良いでしょう。

また、全ての資産を定期預金で預けるのではなくより高利回りの投資方法で並行して運用すれば、定期預金で資産を守りながら、より効率的にお金を増やしていけますよ。

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