【2022年最新情報】日本・海外おすすめヘッジファンドをランキングで紹介

ヘッジファンドランキング

アメリカなど海外では個人向けの資産運用方法として、広く普及しているヘッジファンド

市場の下落局面でも高利回りが出せる金融商品ということで、市場が不安定な近年ヘッジファンドでの資産運用が日本でも大きな注目を集め始めています

しかし、いざ投資したいと思っても、ヘッジファンドはその特性上、ファンドの露出を控えているため投資先ファンドの情報を集めることだけでも一苦労。

そこで今回、8年間の長期に渡り実際にヘッジファンド投資にて資産運用を行っている本郷マサシが、

この記事で学べること

  • 国内外のおすすめヘッジファンドランキング
  • ファンド選びのポイントから購入/解約方法
  • 筆者が投資を決めたおすすめ投資先ファンド

までを、一挙まとめて紹介していきます。

これから、自己資産をヘッジファンドでの資産運用をお考えの個人投資家の方は必見です。

日本国内のヘッジファンドランキング

早速、日本国内で関心を集めるヘッジファンドの中からおすすめのものを5つ紹介します。

上位ファンドはどれも今投資者の注目が集まっており、初心者でも比較的投資しやすく、運用成績も優秀な国内ファンドですので必見ですよ。

国内ファンドランキング
  • 1位.BMキャピタル
    過去マイナスの年ゼロの安定運用
  • 2位.EXIA
    最低100万円~手軽に投資可能
  • 3位.ストラテジックキャピタル
    老舗のアクティビストファンド
  • 3位(同率).プルーガキャピタル
    人工知能を効率よく投資利用
  • 3位(同率).アキトファンド
    国内外での知名度高ファンド

(ランキング作成について)
Google社提供のGoogleトレンドでの検索語の人気度(執筆時点)、また実際の筆者の投資、面談での経験、ネット上での口コミを参考に作成しました。

1位.BMキャピタル

BM CAPITAL

運用会社 ビーエムキャピタル合同会社
運用成績 年間平均利回り10%以上
ロックアップ 3か月
最低出資額 1000万円~
※1000万円以下の投資は要相談
購入方法 公式サイトよりお問い合わせ、面談後出資
投資するメリット ・プロにおまかせで安定かつ効率的に資産運用できる
・投資に手間暇がかからない
投資初心者でも投資のプロの手腕で上手に運用できる
投資するデメリット ・最低投資額が1000万円~と高額
・投資前にファンドの担当者と対面での面談を行う必要がある
他ファンドに比べ数字上での手数料が割高

今、国内で一番の注目を集めるBMキャピタル(ビーエムキャピタル)は、東大・京大を卒業し外資系投資銀行で知識と経験を積んだ金融エリートによるヘッジファンド。

2013年のファンド設立以降、年間の運用成績がマイナスになった年はゼロ。相場が厳しかった2018年や2020年初頭のコロナショックも、徹底的なリスク管理で無傷で乗り切っており、非常に安定した運用を行えています。

守りに入るとリターンには期待しにくいのが一般論。しかし、同社は守りの運用を徹底しながらも平均利回り10%以上という高リターンをマーク。

資産を守りながらも、将来のために積極的に増やしていきたい方には、BM CAPITAL(bmキャピタル)がピッタリの運用先であると言えますね。

口コミ・評判

 

筆者メモ

過去にマイナスを出した年ゼロ、年平均10%以上という安定したリターンで富裕層を中心に投資者を集めるBMキャピタル。

一攫千金を狙うようなファンドではなく、長期的に着実かつ安定的に大きな利幅を取りに行くタイプの国内ヘッジファンドです。

同社の特徴としては自社を投資初心者向けファンドと称しているだけあり、投資初心者に目線を合わせた手厚い顧客サポートが提供されている点。

馴染みの薄いヘッジファンドへ投資する上で、投資後は放置でなく顧客に寄り添った丁寧な対応に期待できるのは安心ですよね。

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2位.EXIA(エクシア)

EXIA

運用会社 エクシア合同会社
運用成績 返戻率30%以上
ロックアップ 1か月
手数料 表面上無し
最低出資額 100万円~
購入方法 既存の出資者からの紹介、面談後出資
投資するメリット 最低100万円~の少額から投資ができる
・投資者が多く、ネット上での情報収集が容易に行える
・表向きは手数料が無料
投資するデメリット FXでの運用となり、リスク運用が基本となる
・運用に複数社が関わるため中貫コストに不安が残る
・ファンド規模の拡大により、運用成績が過去に比べ落ち着いてきている

EXIA(エクシア)は都心へ大看板を出すなど、積極的なマーケティングを行い、今日本で知名度をぐんぐん上げている国内ヘッジファンドです。

100万円から少額投資が可能、また代表者の菊地氏のFXトレード手腕による返戻率30%以上という高リターンも同ファンドが注目を集める理由の一つ。

短期間かつ、少ない資本で一気に資産を倍増させたい方は、同ファンドでの運用を検討してみても良いかもしれません。

投資に興味がある方は、実際に同ファンドへ投資を行っている方と知り合いになり、ファンドと繋いでもらう形となります。

口コミ・評判

 

筆者メモ

ネット上でヘッジファンドについて検索すると、多くの投資者ブログを見つけることが出来るEXIA。

最低100万円からいつでも手軽に投資ができ、表向きの手数料は無料と言うからその投資のハードルは低いですよね。

しかし、EXIAに関しては海外法人が関わっていたり、配当の方法が特殊だったりと仕組みが少し複雑で投資者側からはなかなか理解するのが難しいのが事実。

面談の際には、ファンドに投資した後のお金の流れや、配当の仕組みについてもしっかりヒアリングしたいですね。

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同率3位.ストラテジック・キャピタル

ストラテジックキャピタル

Strategic Capital(ストラテジック・キャピタル)の運用手法はランキング1位のBMキャピタルと同様、バリュー株投資とアクティビスト。

しかし同社は、BMキャピタルと比較すると株式の発行体への要求も強く、株主総会での存在感は大。金融ニュースでその名を目にした方も多いのではないでしょうか。

また関連サイトでは保有銘柄の発行企業宛の提案書が公開されており、財務諸表をストラテジックキャピタルがどう読み解いているか、株主として上場企業に何を求めているのかを理解できます。

村上ファンドを彷彿とさせる、同社のアクティビスト戦略に期待したい方は、ストラテジック・キャピタルへの投資を検討しても良いですね。

同率3位.PLUGA Capital

ブルーガキャピタル

PLUGA Capital(プルーガ・キャピタル)は、AI(人工知能)を駆使した日本の平均株価である日経平均先物へ投資する独立系ヘッジファンド。

ゴールドマンサックス出身で東京大学大学院准教授・古庄秀樹氏が2010年9月より運用、数千にもおよぶブログやTwitterなどのビックデータを言語的に解析し、株価の上下を予測します。

ブログデータから株価の変動と関連の深い言葉を抽出し、分析。市場心理を学ぶように設計されています。同ヘッジファンドのAUMは50憶以下と言われています。

同ファンドに関してはインターネット上にほとんど情報が出回っていませんので、興味ある方は別途問い合わせをして詳しい説明を受ける必要があるでしょう。

公式サイトはこちら

同率3位.暁翔キャピタル

アキトファンド

暁翔キャピタルは、中小型株を中心に投資。10数億からスタートし、200憶まで増えた時点から海外の年金等巨額の資金を得て、成熟したファンド規模に成長しています。

同ヘッジファンドは、投資企業へのインタビューなど足を使ったヒヤリングで投資の精度を高め、預かり資産を140億円以上にまで増やしました。

大手証券出身のカリスマヘッジファンドマネジャー山口功一郎氏が投資助言を行うファンドとしても、投資者の大きな期待を集めています。

同ファンドもインターネットだけを利用した情報収集には困難を期しますので、気になることがあれば直接ファンドに尋ねてみるのが良いですね。

公式サイトはこちら

ファンド選びの3つのポイント

さて、日本国内のヘッジファンドの情報を網羅した後は、実際に投資先ファンドを選ぶ際の3つのポイントを見ていきましょう。

下記3点のポイントをしっかり抑えた上で購入することで、失敗の確率はぐっと抑えられます。

1.過去の運用実績の開示が可能か?

特に出資するにあたり、過去の運用成績とそのリターンを出せた理由については、しっかりヘッジファンドの担当者に聞いておきたいところです。

華やかな数字だけでなく、実際の手法や付随リスクに関しても包み隠さず開示、細かく説明を受けられるファンドに投資したいところです。

英語サイトとはなりますが、ユーカリヘッジ社のホームページやヘッジファンドジャーナルなどの情報サイトで豊富な情報を得ることが出来ます。

2.十分なリスク対策を行っているか?

1000万円クラスの資産ともなれば一気に増えれば嬉しいですが、高利益を得たいが為に大きなリスクを取り資産を減らされたら困ります。

投資手法によっても、付随するリスクは異なってきます。

過去にリスクがマイナス面に動いていなかったとしても、面談の際には今後少しでも発生し得る可能性のあるリスクと、その対処法についてもヒアリングできると安心です。

ヘッジファンドのリスク

・株式の下落リスク
・金利変動のリスク
・商品(金や原油)の需要と供給の変動リスク
・流動性のリスク
・イベントのリスク(~ショックなど)
・カウンターパーティリスク(投資先の倒産リスク)

3.担当者の経歴は?

市場の値動きに左右されない運用を行うヘッジファンドの場合、その運用成績は運用者の投資手腕に直結すると言っても過言ではありません。

大切な資産を任せるファンドマネージャーの経歴は、面談時に絶対に確認しておきたいところ。

極論、今後の運用成績なんて誰も保証できません。つまり、最終的にファンドに関しては「人(運用者)」を信じて資産運用を託す意味合いが強くなります。

確認しておこう

・担当者の経歴
・顔写真や性格、人柄
・ファンドマネージャーの報酬体系

可能であれば上記の項目は把握し、まとまった資産を長期的に預けられる、信頼できるファンドマネージャーが在籍するファンドを選びましょう。

【2022】世界(海外)のヘッジファンドランキング

運用利回りだけを見れば、なんといっても目を引くのが、金融の本場アメリカやイギリスといった海外籍のヘッジファンド。

まずは以下、世界の大型ファンドをAUM(運用残高)順にランキング形式で並べてみました。

ファンド名 AUM(運用残高)
1位.ブリジットウォーター・アソシエイツ 1057億ドル
(約12兆円)
2位.マン・グループ 768億ドル
(約8.8兆円)
3位.ルネッサンス・テクノロジーズ 580億ドル
(約6.6兆円)
4位.ミレニアム・マネジメント 523億ドル
(約6兆円)

AUMデータ参照:Pensions&Investment The largest hedge fund managers 2021

いかがでしょうか?金融ニュースでよく見かける、世界の大型ヘッジファンドが並びます。

しかし、投資を行う際に気になるのはファンド規模より利回り(運用成績)ですよね。

そこで以下、世界の名だたるヘッジファンドを最新の「利回り」でランキング化。1位~3位までを一挙まとめて紹介していきます。

海外ファンドランキング
  • 1位.アンカレッジ・キャピタル・グループ
    年間175億ドル(約2兆円)
  • 2位.マン・グループ
    年間145億ドル(約1.6兆円)
  • 3位.ミレニアム・マネジメント
    年間84億ドル(約9600億円)

参照:Pensions&Investment The largest hedge fund managers 2021

2022年現時点(2021年6月30日基準)でのヘッジファンド運用利回りで一番の好成績を残したのは、アンカレッジ・キャピタル・グループです。

1位.アンカレッジ・キャピタル・グループ

anchorage capital group

(引用:Anchorage Capital Group)

 

国家 アメリカ
運用開始 2003年
運用額 310億ドル(約3.5兆円)※2021年6月時点
最新の成績(利益額) 年間175億ドル(約2兆円)
主要メンバー ケビン・ウルリッチ

アンカレッジ・キャピタル・グループ(Anchorage Capital Group)は、2003年にケビン・ウルリッチ氏と共同設立者によって設立された米ニューヨークの投資会社。

ディストレスト債(デフォルトに直面した企業の債券など)に投資するファンドを運用する投資会社として有名になりましたが、近年は運用が振るわない年が続いていました。

今年は最後の追い込みと言わんばかりの高利回りを叩きましたが、2021年12月に18年間運用を続けてきたディストレスト債ファンドを閉鎖すると発表。

今後は180億ドル規模のストラクチャードクレジットビジネスと40億ドルのディストレストクレジット商品を中心に運営していく予定であるため、今年はファンド規模・利回り共に大きな変化の年になるでしょう。

2位.マン・グループ

Man Group

(引用:Man Group)

 

国家 イギリス
運用開始 1783年
運用額 768億ドル(約8.8兆円)※2021年6月時点
最新の成績(利益額) 年間145億ドル(約1.6兆円)
主要メンバー ジェームズ・マン / ルーク・エリス

マン・グループ(Man Group)はイギリスロンドンに本社を置くヘッジファンド。

世界のヘッジファンドランキングには上位入りが当たり前の世界最大級のヘッジファンドです。

同社はロングショートやCTA(商品投資顧問)の運用に定評があるほか、イギリスオックスフォード大学と提携してAI運用の研究も行っています。

3位.ミレニアム・マネジメント

ミレニアム・マネジメント

(引用:Milleninum Management)

 

国家 アメリカ
運用開始 2005年
運用額 523億ドル(約6兆円)※2021年6月時点
最新の成績(利益額) 年間84億ドル(約9600億円)
主要メンバー イジー・イングランダー

ミレニアムマネジメント(Millenium Management)はマルチストラテジーを主な運用手法とする、アメリカ籍のヘッジファンド。

イジー・イングランダー氏を筆頭とした優秀なファンドマネージャーは現在230人を超え歴史上最も多いファンドマネージャーを抱えているファンドとしても知られています。

パンデミックの中でも、安定した資本を確保し創業から約30年にわたって安定したリターンを出し続けています。

海外ファンドに投資するのは大変

さて、ここまで2022年最新版世界ヘッジファンドを見てきて、高利回りな海外ヘッジファンドへ投資したいと思われた方も多いでしょう。実は、筆者もそのうちの一人。

しかし、悲しいかな、実際に海外ファンドに連絡し話を聞いていく中で、以下2つの懸念点により実際の投資を見送りました。

1.小口では相手にされない

有名ファンドとなると、最低出資額はなんと1億円以上と投資のハードルはぐっと高くなります。

保険会社など企業単位で大型資金を運用する機関投資家、また自身で自己資産運用目的で運用会社(ファミリーオフィス)を保有できるような以外は直接アプローチするのは困難でしょう。

香港やシンガポール籍の中型ファンドへ問い合わせをしましたが、「個人」か「法人」かでふるいにかけられ、個人での連絡に関しては返信をもらうことは難しいのが実際のところでした。

2.英語でのやり取りが基本

海外ヘッジファンドのやり取りは、すべて英語。

運用希望額が1億円を優に超え、担当者と対等な立場で英語で交渉ができる方以外は、国内ヘッジファンドへ投資されるのが賢い選択でしょう。

担当者に日本語で話を聞け、相談も可能。国内ファンドは関連ブログも多く、一ファンドへの投資者として孤立することがない点も安心です。

また、日本と合わせ税制に有利な香港やシンガポールにタブルオフィスを保有している運用者も多く、実際に日本でも世界レベルの優秀な運用者とつながることは十分可能です。

ファンドマネージャー
引用:Eurekahedge Hedge Funds in Asia

筆者メモ

どうしても海外ヘッジファンドへ投資したいという方は、海外投資専門のファンド仲介業者の利用を考えても良いでしょう。

しかし、仲介業者を利用することでファンドの仲介料や手続きの代行手数料、また渡航費や通訳費用などが発生し予想外に投資コストがかさむことも。

投資する場合は、手間とコストをかけてもしっかり手元にお金が残るファンドなのかは時間をかけ吟味したいですね。

複数ファンドを比較・検討するのがおすすめ

ここまで、国内外の有名ヘッジファンドとその選び方についてまとめてまいりました。

十分な英語力があり投資の手間暇をいとわない方であれば、高利回りな海外ファンドも大変に魅力的ですが言葉のハードルなどを考えると国内ヘッジファンドへの投資が現実的でしょう。

今回は初心者でも比較的投資しやすい国内ファンドをまとめましたが、投資においてネット上の情報を鵜呑みにして投資を決定すべきではありません。

実際に投資を行う際は複数ファンドの情報収集~面談を通し、ご自身に投資ポリシーや希望の運用方針にぴったり合ったファンドを見つけられると良いですね。

どのファンドの情報集めをすればよいかわからないという人は、まず今回紹介したファンドからでもコンタクトを取り過去の運用成績や投資規約の確認を行うことから始めると良いですよ。

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