元本保証の運用方法で安全かつ低リスクに資産運用でお金を増やしていく

安全性の高い投資

資産運用を始めたいけれど、投資のリスクが気になる。

もしかしたら、今このコンテンツをお読みのあなたはこんなお悩みをお持ちかもしれません。

正直な話、資産運用は投資である以上、確実に稼げるわけではありません。ただし、損失リスクを限りなく低く抑えられる確実性の高い資産運用手法ならいくつもあります。

例えば元本保証な資産運用に取り組むといったものが挙げられます。リスクが怖くて投資が出来ない方には、元本保証の投資方法は救世主になり得ます。

そこで今回は筆者が、

この記事で学べること

・元本保障のメリット・デメリット
・元本保証のおすすめ投資商品3選
・低リスクな資産運用手法のコツ

までを、まとめて紹介します。

これから投資リスクを最大限に抑えて運用を行いたい方は必見です。

元本保障のメリット・デメリット

資産をとことん安全に運用しようと思えば、思いつくのが元本保証の運用方法。額面上では資産が減らず、どこまでも安全に運用は出来ます。

しかし投資のリスクが怖いからと言って、無条件で元本保証で低リスクな運用方法に飛びつくのは危険。

ここでは、資産運用に元本保障の金融商品を利用するメリット・デメリットの両面を見ていきます。

メリット1.額面上では資産が減らない

元本保証の金融商品の一番のメリットは、低リスクで額面上では運用資産が減らないこと。

元本保証の代表格「定期預金」を例に見ても預け入れを行い満期がくれば、預入時に確認した利率が元本とともに戻ってくるため株式投資などのように毎日価格が動き損失に怯える心配がないのは嬉しいですね。

お金が減らないという点で、投資に対する精神的なハードルも低くなり投資初心者の方でも気軽に始めることができるのも元本保証の運用法ならではですね。

メリット2.手間がかからず手軽に投資できる

元本保証の運用方法は、基本的には価格の上下がないものばかり。投資資金を預け、あとは満期が来るのを待つだけとなります。

よって、元本保証の運用方法は毎日チャートを確認する必要もなく、預けた後は頭空っぽで精神的にもストレスフリーな投資ができますよ。

また、投資初心者の方でも特別な知識が必要なく、投資の勉強や経験をつまずとも運用を始めたその日から上手に運用できるはメリットです。

デメリット1.資産が全然増えない

元本保証で低リスクな運用方法を選択するデメリットはやはり、資産が全然増えないこと。

特に現在は低金利時代で、定期預金にお金を預けても金利が1%を超える商品を探すのは困難。

国債や保険商品などの他の元本保証型商品も基本的には利率は1%以下で、100万円を1年間運用しても1万円も増えません。

また、現在日本では年間2%のインフレ(物価上昇)を目指しており、物価高に追いつかず額面上では資産が減っていなくても、実質価値は年々減ってしまっているなんてことも。

上記のことからも、可能であれば元本保証の運用法にリスク資産を組み合わせて資産を守りつつも、ある程度のリターンは狙っていくのが賢いですね。

これから、元本保証の運用方法とリスク資産の運用方法を両方とも順番に紹介していくので見ていきましょう。

元本保証なおすすめ運用法3選

早速、まず初めに安全資産の運用先として活用したい元本保証の運用法を3つ紹介していきます。

先述した通り、低リスクな運用をするにせよ物価上昇のリスクも考慮して、全資産を元本保証の運用法で運用するよりは資産の一部を運用するイメージで見られると良いですよ。

1.定期預金

元本保証と言えば一番初めに頭に浮かぶのがこの、定期預金。預け入れ額が減らないことはご存知だと思いますが、万が一預け先の銀行が破綻したらどうでしょう?

実は銀行に預けられたお金は最大1000万円まで預金保険制度により、当座預金や利息の付かない普通預金等(決済用預金)は、全額保護されます。

万一不景気などのアクシデントで銀行が潰れてしまったとしても1000万円まで必ず元本保証されるのであれば、一般の方はとことん安心してお金を預け資産運用を行う事ができますよね。

言わずもがなですが、日本銀行発表の「預金種類別店頭表示金利の平均年利率等」によると、現在日本の銀行の金利は定期預金でも0.01%程。

つまり、預金で資産運用をした場合のリターンにあたる「利息」に関しては、国内の銀行は現在ほぼ利率0%なので、資産運用効果はないと言っても過言ではありません。

2.債券

債券とは国や地方自治体などが資金調達のために発行する借用証書のことで、債券を購入すると国にお金を貸したことになります。

満期が来れば、貸したお金に利子がついて戻ってくる仕組み。株と違い、その時にどんなに不景気であったとしても額面金額は発行元の国や地方自治体により元本保証されているので、安心して資産運用を行う事ができます。

個人で取り組むのであれば、おすすめなのが個人向け国債。国により0.05%の最低金利が保証されており、また10000円からの少額から購入可能。

商品は、金利が固定の固定3年、5年。さらに、最低金利が保証されたまま金利が変動する変動10年の3種類があり、長期に渡り元本保証で低リスクな運用ができますよ。

将来に向けて確実に、元本保証を保ったまま、資産運用(積立)をしたいという人には債券はぴったりかと思います。

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3.保険

まず保険は大まかに2つにわける事ができ、「掛け捨て型」と「貯蓄型」があります。掛け捨て型は日々の保険料が安い代わりに元本保証はなく、解約時にお金が戻ってきません。

一方、貯蓄型は日々の保険料が高い分元本保証がされていて、解約時には満額返済を受ける事ができます。どちらを使うかは個人差がありますが、資産運用という面で見れば圧倒的に貯蓄型をおすすめします。

貯蓄型の保険は元本保証がしっかりされていて、なおかつ数と種類も豊富なので資産運用に最適と言えますね。

長期に渡り掛け捨て型保険と比べ高額な保険料を、数十年という長期に渡り払い込む必要がある点はネックですが、投資というより貯蓄目的で取り組まれる方は自動引き落としで毎月確実に貯金ができ良いでしょう。

利率は1%以下とはずみませんが、いざという時保険の意味合いも込めてまだ保険加入をされていない方は一度検討してみても良いですね。

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リスク資産の運用におすすめな金融商品2選

上記で説明した3つの金融商品はほぼ元本保証で、基本的には額面上で投資額が減る可能性はほとんどないと言えます。

しかし、リスクとリターンは比例関係にあることからも、リスクを全く取らないと纏まった投資効果は得られないのが事実。

そこで、少しのリスク取り元本保証の金融商品よりまとまったリターンを狙いに行きたい方のために以下2つの金融商品を紹介します。

1.投資信託

まず最初に紹介するのは投資信託です。この投資信託というのは銀行や郵便局でも買える投資商品です。

この投資信託の特徴は運用会社が運営しているファンドにお金を投資し、そのファンドの業績に応じて損益が発生する投資商品です。

この投資信託の持ち味は、株式投資やFXと違って大きな損失が発生しないことです。なぜなら資産運用会社はファンドに集まった資金を様々な投資商品に回すので分散投資が徹底されているからです。

その結果として特定の銘柄の値動きにファンドに集まった総額が左右されないので「ほぼ確実に」大きな損失は発生しません。

ほぼ確実に大きく値崩れしないことから確実性の高い資産運用に興味がある個人投資家に人気があります。

2.ヘッジファンド

このヘッジファンド商品への投資というのは、個人の資産運用を代行する資産運用会社に資産運用を任せることを指します。

優秀なヘッジファンドの年間の期待利回りは20%を超えることもあり、単純計算すると500万円を投資すれば年間で100万円の利益が発生します。

その上ヘッジファンド商品は投資家から資金を集めたヘッジファンドが複数の投資対象に資金を回すという特徴があります。

つまり分散投資が徹底されているので年間の利回りが20%を超えるような高利回りなのにも関わらず、比較的確実性の高い商品でもあるのです。

確実性の高い資産運用を求めながらも資産運用を通して手元の資金を増やしたいのでしたら、ヘッジファンドの利用は理にかなっています。

低リスクな資産運用手法のコツ

資産運用の世界では、確実に稼げる資産運用手法というものはありません。上記の運用法を持っても、失敗するリスクというのはあります。

ですが、これから紹介する3つのポイントを意識すれば資産運用で大きな損失が発生するのを最小限に抑えることができます。

1.指値をあらかじめ指定する

資産運用の確実性を高めるためにまず一番初めに心がけたいのは、金融商品を買ったり、売ったりする値段を事前に自分で指定して注文する「指値」を利用する方法です。

例えば、あなたが株式投資で資産運用に取り組むとします。このケースで買った銘柄が○○円下がったら売却するというルールを事前に決めておくことはリスクヘッジになります。

なぜなら「確実に値崩れしない」と言われている安全な銘柄であっても大きく値崩れするゼロではない以上、「まだ上がる」と言う気持ちから保有し続けて、突然大幅に値下がりするリスクがあるからです。

今回は株式投資の話ですが、投資信託であろうと不動産であろうと不確実性はあります。この不確実性は資産運用の世界で避けられない以上、不確実性があることを前提に資産運用と向き合うのが重要になります。

その際にあらかじめ売却価格を決めて投資商品の値下がりリスクに対処できる指値の利用は、不確実性への予防になります。

2.分散投資を徹底する

確実に資産運用のリスクを下げるテクニックの1つに、分散投資があります。

この資産運用の確実性を高める分散投資とは何かというと投資先を複数に分散し、特定の商品の値下りリスクを低くすることを指します。どうして分散投資が資産運用の確実性の向上につながるかについてはこれから見ていきます。

例えば東芝の株を買おうとしているあなたが東芝株を含めた10種類の株式に投資するケースと、東芝の株単体に投資するケースを考えてみます。

まず後者の東芝株単体で資産運用に取り組む場合、東芝が倒産すれば東芝の株式は紙切れになってしまいますよね。その一方で東芝株以外の株式に投資していた場合、東芝が倒産しても投資した資金の大半は手元に残ります。また、東芝以外の投資先で大きく利益を出せれば、総合的に見て資産を増やせている可能性もあります。

要するに確実性がない資産運用の世界において、複数の投資商品に投資をするのは損失リスクが下がることに繋がります。不確実性が常にある資産運用で結果を出すためにも、この分散投資に力を入れることはリスクを下げる結果に繋がります。

3.ボラティリティが高い商品を買わない

次に紹介する資産運用の確実性を高めるコツは、値動きが激しい投資商品を過剰に買わないことです。

例えば多くの日本人の個人投資家に人気がある投資商品の1つに、FXがあります。このFXは他の国の通貨を買ったり売ったりしそのレートの差で利益を出すような投資方法ですが、その特徴に「レバレッジ」をかけられることがあります。

レバレッジというのは、テコの原理のことで自己資本を担保に投資資金を借り入れ投資元本を何倍にも増やして取引を行うことができます。FXは、レバレッジという機能を使えるので1週間で資産を1.5倍に増やすことも不可能ではありません。

1.5倍と聞くとイメージしにくいですが、仮に1万円を投資した場合、その1万円は1週間で1万5千円にまで上ります。この値上がりはとても嬉しいのですが、値上がりが大きいということは逆に言えば値下がりリスクも大きいのです。

つまり値上がりが大きすぎる投資商品は確実性が担保されていない分、資産運用というよりもギャンブルに似てしまいます。ご存知の通りギャンブルには確実性がない以上、資産運用に確実性を求めるのならより値動きが小さな投資商品を買うのが無難になります。

安全な運用を志すコツとは?

このコンテンツではここまで資産運用において確実性の高く、低リスクな運用を実現するためのポイントやおすすめ商品についてまとめてきました。

もしあなたが確実性の高い運用を心がけたいのでしたら、今回紹介した運用商品から慎重に検討していけると良いですね。

また、投資においてはリスクとリターンのバランスが命。可能であれば元本保証の運用法にリスク運用を組み合わせて、安全性を保ちながらも積極的に投資で資産を増やしていけると良いですね。

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