HOME 絶対に負けない株の買い方 1000~4000万のおすすめ資産運用 500万をローリスクで資産運用の考え方

金融緩和に効果的な4つの投資先

マイナス金利時代の資産運用は?

2016年初頭の日銀政策決定会合で、日本で初めてマイナス金利が導入されました。

日本の各銀行はこれまでお客からの預金を日銀に預けていましたが、これに金利がかかるというわけです。このため銀行もお金を眠らせておけなくなり、アクティブに資産運用するしかありません。

日銀がマイナス金利の実施を決めたのは、資金が活発に市中に出回ることで経済全体が活発化することを狙ったからです。日銀が導入したマイナス金利政策は個人の資産運用にどのような影響が出るのか気になりますよね。

そこでこのコンテンツではマイナス金利と資産運用の関係とマイナス金利の時代だからこそ取り組んでおきたい資産運用について紹介していきます



マイナス金利のときこそ不動産


銀行は顧客から預かった資金を日銀に預けておいても金利を払わないといけなくなったので、不動産、特に建設業に多く投資をはじめたという話題を聞くようになりました。インフラ整備などを受注する、取引先が国であるような大手建設会社であれば、貸付額が巨額なので金利を低くしても実行する価値があります。

そのほかにマイナス金利時代に銀行が最も力を入れたいのは個人の住宅ローンです。こちらもマイナス金利に連動する形でフラット35などの固定金利が過去最低に推移しているので、資産運用を考えている個人投資家にとって不動産は今がチャンスといえるでしょう

不動産を使った資産運用は言うならば派手さはありません。特に資産運用でマンション投資を考える場合、居住者が毎月支払う家賃によって借り入れの返済をし、自分の資産となるのは25年後や30年後です。

長期戦になりがちな不動産を使った資産運用ですが、年金の破綻が噂されている現在では不労所得が得られるということから注目を集めています。現にサラリーマン大家という言葉が出てくるようになるなど、不動産を使った資産運用は最近のトレンドになっています。

不動産を使った資産運用は不労所得を得られる以上、純粋な資産運用というより資産形成という一面もあります。そんな特徴がある不動産を使った資産運用はマイナス金利の時代と相性が抜群です。

マイナス金利の時代の場合、銀行は従来よりも低い金利で個人に資金の貸出しを実施しています。これは不動産を使って資産運用に取り組む個人にとって良い流れです。

それでは「現在のマイナス金利は不動産を使った資産運用に最高の環境なのか?」というとそういうわけではありません。実は、不動産マーケットには需給が存在します。

日銀のマイナス金利の影響で銀行の金利がいくら低くなろうとも、東京オリンピックの開催の決定などで不動産価格が高騰しています。つまりマイナス金利でローンはお得に組めても資産運用の対象になる物件の価格が高騰しているのです。

現状は皮肉以外の何者でもありませんが、不動産を使った資産運用がマイナス金利の時代と相性が良いのは議論の余地がありません。要するに不動産の購入価格さえ外さなければ、不動産の価格が高騰していてもマイナス金利を追い風にできるのです。

身の丈を考えながら購入物件を厳選するのが現在のマイナス金利時代にぴったりな不動産を使った資産運用となります。色々な物件を探してみて本当に良いものが見つかりましたらマイナス金利を追い風に資産運用に取り組んでみるのが良いでしょう。


FXをはじめとした外貨関連の資産運用


次にマイナス金利時代と外貨預金を使った資産運用の関係について考えてみます。マイナス金利によって日銀に預けていても利益にならないとわかった銀行は、マイナス金利導入以降こぞって外貨預金の金利をあげてきました

これは少し考えてみると実に自然なことです。日本円でお金を借りたし貸したりする日本の銀行にとってマイナス金利はかなり都合が悪い政策と言えます。 なぜなら日本円でお客の資金を預かったところで、自前では資産運用のやり場がないですよね。それにマイナス金利時代は多少金利を下げても企業側はなかなか資金を借りてくれないので外貨への誘導を決めたのです。

そこで国内の銀行はマイナス金利を逆手に取って「外貨に換えればお得ですよ」といわんばかりに外貨預金の金利を露骨にあげたのです。金利が上がった事実だけを見ると外貨預金を使った資産運用はマイナス金利時代に相性が抜群と言えます。

ただしです。外貨預金を資産運用の対象にする際には、外貨預金の実態が預金ではないことを念頭に入れる必要があります。なぜなら資産運用の一環として日本人が外貨預金に取り組む場合、最終的には円に戻すはずです。

最終的に円に戻す以上、外貨預金を使った資産運用は円安に賭けることになるのです。円安になることを前提に一度外貨に変える以上、外貨預金を使った資産運用は預金の要素が限りなく低いという点を理解することをおすすめします。

一方、巷にはFXで資産運用する人もいます。

一部では「資産運用でFX?FXはギャンブルでしょ?」「一日のうちの何時間もパソコンの前に向かって通貨を売ったり買ったりって、そんなトレードは私には無理」との声もあります。

しかし、そう考える人の中にも資産運用として外貨預金をしている人が存在します。資産の分散という、一見説得力のあるような銀行マンの言葉にそそのかされ、明日どうなるかもわからない円安に賭けて巨額の資金を外貨で預金するのです。

外貨預金はFXでいう「一度ポジションをもったまま保有している状態」となにもかわりません。

それでは外貨預金を使った資産運用がマイナス金利時代に全く機能しないのかといえば、そんなわけではありません。特に日本円を外貨に変え、変えた外貨をそのまま所有するタイプの人にとっては外貨預金を使った資産運用は相性抜群です。

マイナス金利が始まって以来、各金融機関は外貨預金の金利そのものをあげてきています。外貨の金利が上がる以上、自分の生活圏に外貨を使う場面が多い方にとっては外貨預金を使った資産運用は追い風でもあるのです。

ただし最後に円転(円に換える)する予定があるのなら、外貨預金を使って資産運用に取り組むのは賢明な選択ではありません。100万円あたりの手数料でいえば、為替レートが同じ場合、円から外貨、そして外貨から円に戻すと2万円近くかかります。

外貨預金を使った資産運用はマイナス金利と都合が良いのは事実ですが、あなたと都合が良いかはわかりません。外貨預金を使った資産運用に取り組む前に円転の可能性やあなたのライフスタイルを考えてみることをおすすめします。


債券による資産運用はマイナス金利のときほどお得


個人投資家がこぞって購入している長期債券として「個人向け国債変動10年」タイプがあります。

債券の適用金利は銀行金利と連動しており、適用金利は「基準金利×0.66」で定められています。マイナス金利時代では基準金利自体がマイナスなので適用金利がマイナスです。しかし、この国債は最低でも0.05%の金利を保証しているのです。

マイナス金利の影響で各銀行の定期預金金利は0.025%あったものが軒並み0.01%程度になったことを考えると個人国債の0.05%の金利は魅力的です。現にマイナス金利で各銀行が提案する金利が冷え込む中、元本割れがなく、0.05%利息が確実にもらえる国債は、相対的に魅力が増しているのです。

マイナス金利導入により国債10年物もマイナスになったと言われますが、こちらは個人が重宝している「個人向け国債変動10年」には該当せず(商品は今も継続して販売中)新型窓口販売方式国債と言われるものです。

一方、債券市場に目を向けると、マイナス金利が導入されたことで、金利が固定化されている債券に人が群がり債券の価格は上昇しました。

債券は利回りが小さいですが、マイナス金利で損をしたくない人やマイナス金利の特性を活かせるのでマイナス金利時代に買いが殺到しています。現にマイナス金利が発表されると同時に国債への需要が伸び高値がつくようになりました。

まさに債権を使った資産運用はマイナス金利時代にはぴったりな資産運用の1つと言えるでしょう。

もちろんマイナス金利が続くと債権の利回り自体もマイナスになる可能性もあるので利益がでている間に売却するのが賢明です。いずれにせよ金利が下がると価値が高まる債権はマイナス金利時代と相性が良い資産運用の代表格であることは疑いようがありません。


外貨型や不動産型の投資信託

外貨型や不動産型の投資信託

個人の資産運用のなかで最も買われている金融商品は投資信託です。投資信託を使った資産運用はマイナス金利の時代にはどういった関係性があるのかについてこれから見ていきます。

まずこのコンテンツの前半で触れたようにマイナス金利と不動産は原則的に相性がよいのです。特にREITのような不動産の評価と連動する投資信託は資産運用の対象として人気が出ているのでマイナス金利との相性の良さが際立ちます。

一方、昨今は為替は変動が非常に激しく方向感を欠いているため、外貨型の投資信託の人気はいまひとつ。現にSBI証券が販売している分配型の投資信託の人気ランキングを見ても外貨型の投資信託はトップ10までに1つもありません。

  参考までに上位五位を挙げておきますが、1位~5位は外国株式型、不動産型、コモディティ型で占められています。

1位(国際株式):ニッセイ-ニッセイグローバル好配当株式プラス(毎月決算型)

2位(国際REIT):三菱UFJ国際-ワールド・リート・オープン(毎月決算型)

3位(国際株式):日興-グローバル・ロボティクス株式ファンド(1年決算型)

4位(国内株式):ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド

5位(国際株式):大和-通貨選択型アメリカン・エクイティ・αクワトロ(毎月分配型)

*販売金額人気ランキング:2017/2/6~2017/2/10


まとめますと不動産型の投資信託は、マイナス金利がそのまま追い風になるので相性が良い資産運用と言えます。その一方で外貨型投資信託を使った資産運用は、マイナス金利の影響がポジティブに働いているとは言い難いのでマイナス金利時代の資産運用としてはいまいち。

マイナス金利の時代に投資信託を使った資産運用に取り組むのでしたらどういったタイプの投資信託で資産運用に取り組むのかは慎重に考えた方が良いでしょう。


   
タケシが推薦!おすすめファンドランキング