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個人投資家がファンドをプロ並みに分析する2つのウソと1つのコツ


世の中にはあらゆる資産運用の商品があり、ファンドがあり、投資信託があります。
あなたはどのような基準でファンドを選びますか?



ウソ① リターン神話に騙されない

一番わかりやすいのはまず「年間リターン」ですよね?
分配型であれば分配金の多いものを選ぶという考え方です。

または、リスクをとにかく重要視する方もいます。
しかしこれらの考え方はどれも危険です。

なぜなら、ファンド選択の際、リスクなら「リスク」、リターンなら「リターン」と、1つの側面しかみないからです。



リターンとリスクの「関係」を理解する


ファンドに投資をするならば、利回りがいいファンドを選ぶ。
これはきわめて一般的な投資行動といえます。

利回り25%のAファンドと利回り20%のBファンド、あなたはどっちに投資をしたいでしょうか?もちろん、利回り25%のAファンドになりますよね?

1000万預けて1250万になるわけですから、問答無用で投資をしてみたいです。
とはいえ、結果に至る経緯について、もう少し分析が必要ではないでしょうか?


内訳を見たときに、Aのファンドは

1月 2月 3月 4月 5月 6月
+10% +5% -5% +5% -10% +15%

7月 8月 9月 10月 11月 12月
-10% -10% +5% +15% 0% +5%


Bファンドは以下でした。

1月 2月 3月 4月 5月 6月
+1% +1% +3% +2% +2% +1%

7月 8月 9月 10月 11月 12月
+1% +1% +2% +2% +1% +3%

AとBのパフォーマンス

運用成績は25%と20%と安定はしていましたが、その際のばらつきは、どうみてもAのほうが大きいです。むしろBは安定しています。

ファンドのリターンが高くても、ハイリスクな投資をした結果リターンが得られたのでは、投資家としては不安です。次年度はとんでもないマイナスを生む可能性を孕んでいるからです。


実際ここまでわかりやすければ一見して判断がつきますが、実際ファンドの報告書はもっと複雑です。


では、どうすればファンドが効率的に運用されているか判断がつくのでしょう?

そこで、ファンドの実力を丸ごと理解するための指標の一つに、シャープレシオをみていきます。



プロが見ている重要な指標の1つ=シャープレシオとは何か?


辞書的には、 

シャープレシオ=(ファンドの収益率-無リスク資産収益率)÷ファンドの標準偏差

とされています。わかりやすく説明をします。


まず分子。

「ファンドの収益率-無リスク資産収益率」は、単にファンドで得られる収益と考えて構いません。無リスク資産収益率とは、リスクなくリターンを生んでくれるものです。


たとえば、国債や預金金利です。つまり元本保証のリスクなし金融商品をさします。

このシャープレシオは、リターンを得るために、どのようなリスクをとっているか、を分析するものです。

ですので、リターンとリスクのバランスに集中するために、無リスク資産収益率(リスクなしでのリターン部分)は、除外します。



資産運用をする際、この、リスクなく確実に得られるリターンは省きます。

この「ファンドの収益率-無リスク資産収益率」は「超過収益」と言います。さて、次は分母。標準偏差って何?ということですが、簡単に言いますと、これはファンド収益のバラツキを数字にしたものです。



もう一度例えてみましょう。

2015年1月~6月の間、ファンドCはマイナス6%、ファンドDはプラス3%の収益を出しました。

2015年の7月~12月の間、ファンドCはプラス12%、ファンドDはプラス3%の運用結果でした。


この場合、ファンドCとDの年間利回りは6%と同じでも、安定性が全然違います。
この場合、標準偏差は、DよりCが大きくなります。バラツキが大きいということです。そうなると、超過収益率が同じファンドでも、標準偏差が小さいもののほうが、収益が一定であり評価は高くなります。


シャープレシオとは、超過収益率を標準偏差で割ることで、運用面の安定性、リスクとリターンのバランスを見ようというものです。ですから、シャープレシオが高ければ高いほど、安定して高い収益を出しているファンドといえます。



ウソ②

ただし、シャープレシオが高いからといって、それだけで「合理的に運用をしている!」と判断することはできません。

ファンドは、時期(市況の動向)によって運用成績に多大な影響を受けますので、あくまでの比較検討の際に利用をしましょう。あくまでも、同じ手法で同じようなリターンがあって、同じ時期の場合に、有効なのです。

つまり、似たようなファンドを比較検討したい場合同じ期間内でシャープレシオをみていくことをお勧めします。

一般的には、1を割ると効率よい運用というにはイマイチ、1点台の後半であればあるほど優秀な運用と考えられています。
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